校長室だより 平成29年度 第8号

「柔らかさと強さと自分らしさ」(平成29年8月31日)

 人生は、旅や登山やマラソンに喩えられることがあります。
「生きているということは、常に『道の途中』であるということ」ということなのでしょうか。
 マラソンで、ランナーはもちろんゴールを目指します。周りで応援する人たちは、自分の前を通り過ぎるその瞬間に感動します。ゴールにたどり着いた瞬間は、ランナーも応援する人たちも、「ゴールインしたこと」そのことに感動します。
 でも、人生は「競技」ではありません。タイムを競うことも、フォームを気にすることもいらないと思います。走ったって、歩いたって、止まったってかまわない。「途中でちょっと休む」ことだってアリです。ちょっと脇の道が気になることもアリ。コースを変えることだってアリ。ゴールはそのとき、そのときで変わっていくこともあるでしょう。
 旅もたいていは、到達したいゴールがありますが、ゴールを定めない旅がもしできたなら、「生きること」に似ているかもしれません。

 さて、皆さんの当面の目標は何でしょうか? 部活動の大会で上位に進むこと、友人と充実した時間をもつこと、自分のスキルを高めること、学習で自分を磨くこと、趣味を極めること・・・
それともやはり進路の実現、進学先への合格でしょうか。その「目的」は何ですか? 
 自分の学びたいことを学ぶため・・・
 将来就きたい職業の専門性を身につけるため・・・
 新たな人たちとの出会い・・・
 新たな環境での自分の成長・・・
 大学生活そのものを楽しむため・・・

 「目標」を達成するために、もう一度「目的」を明確にしてみてください。もう一度、自分で確認してみてください。「なんのために、そこを目指そうとしているのか」を考えてみてください。
 「絶対その目標でないと、自分の目的が果たせない」ということがはっきりしたら、迷わずその目標に向かって、自分で選んだという自信をもって突き進んでいってください。あなたのその強さが、目標達成のための原動力です。
 「自分の目的を果たすための目標は、いくつかある」ということに気づいた人は、目標をていねいに定めていってほしい。あなたのその柔軟さこそが「強さ」であることに自信をもって。

目標をていねいに定めていって


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