校長室だより 平成29年度 第7号

夏休み前の全校集会にて校長より「三つのポリシーについて」(平成29年7月21日)

夏休み前の全校集会にて校長より「三つのポリシーについて」(平成29年7月21日)  今日は二つお話しをします。

 一つ目は、7月7日に行われた、関東地区高等学校PTA連合会大会についてです。
 当日の大会資料の表紙に、本校2年生の小林希美さんの作品が採用されていました。参加者として、とても誇らしい気持ちになりました。ありがとう。(写真右上)
 また、当日の記念講演の講師は本校の卒業生である、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんでした。その羽鳥さんのお話のなかで、印象的だったことが二つありました。一つは、「高校時代に経験したことが、今の自分をつくっている」ということ、どんなにつらい場面や大きな決断をする場面においても、高校時代の野球部の部活動で培ったバイタリティや向上心を思えば越えられないものはない、と言っておられました。そしてもう一つは、「羽鳥さんのこれからの目標は何ですか?」という質問に対する応えでした。羽鳥さんは「現状維持です。」と応えていました。聞いている人たちは、一瞬、笑いをとるための言葉かな?と和みましたが、「生きていくということは、下りのエスカレーターを上っているようなものだ。ただ乗っているだけなら下っていってしまう。現状を維持するためには歩みを止めてはいけない。」という意味だそうです。フリーとなって活躍されている方の、生き方への熱い、そして厳しい向き合い方を感じました。

 二つ目です。皆さんは、大学の三つのポリシーについて聞いたことがありますか?
 先行きの予測が困難な複雑で変化の激しい現在の社会において、大学教育の充実により、生涯学び続け,主体的に考える力を持ち,未来を切り拓いていく人材を育成することが求められています。そして、大学の教育改革においては、三つのポリシーがキーワードとなっています。
 三つのポリシーとは
 ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーです。
 アドミッション・ポリシーはAO入試の説明のときに、よく耳にしているかもしれませんね。
  Diploma policy    卒業認定・学位授与の方針
  Curriculum policy  教育課程編成・実施の方針
  Admission policy   入学者受け入れの方針

 つまり、大学教育の「入口」から「出口」までを一貫したものとして構築し、高等学校や産業界を始め広く社会に発信することとされているのです。各大学は、これらを発信しなければならないので、大学のホームページや説明会資料などでも目にすることと思われます。
 さて、先日ニュースで話題になった、平成32年度から大学入試が大きく変わるということについて、目にした人も多いと思います。特に話題になったのが、英語の入試は、「民間業者等による資格・検定試験を活用する」という内容でした(所謂、英検などです。本校では、全員が、GTEC for STUDENTSを受験しています。)
 平成32年度からで、関係ないと思っている人も多いと思いますが、実は、先ほど触れたadmission policy のなかで、筑波大学は、2018年度推薦入試に英語4技能外部検定試験を導入する、また2019年度入試からは、一般入試(個別学力検査)にも取り入れる予定としています。
 そのほか、入試の条件ではありませんが、東京海洋大学は、平成26年4月入学生から(現在4年生)TOEIC 600点を海洋生命科学部及び海洋資源環境学部において3年から4年次への進級要件としたり、入学後の目標として、明治大学や立教大学も具体的な目標値(試験の点数)を示しています。

 このように、それぞれの大学において、学生が大学で深めたい学びや研究に即集中して取り組めるように、基礎的なスキルは基礎体力と同じように身につけてほしいというところだと思います。高校での学習が、中学校での基礎的な力に基づいた、学びを深めるものであるように、大学での学びや研究は、高校で身につけたスキルを活用する場で行われるものだと考えます。


ひまわり  夏休みには、暑さに負けることなく、強い意志と体力で自分の進みたい道への「基礎」をしっかり固めてください。では、元気で充実した夏休みを過ごしてください。






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